メタセコのモデルをBlenderでスキニング・アニメーション その2

インポート環境を構築する

 まずは Metasequoia からモデルを持ってこなければいけません。 Blender 用の Metasequoia Import/Export アドオンは色々ありますが、今回は MeshIO を使用します。

MeshIO by ousttrue
http://sourceforge.jp/projects/meshio/

 この MeshIO は Metasequoia に加えて MikuMikuDance の pmd 形式を読み込むことができます。開発は Windows で行われているようですが、私の MacOS X 10.7 Lion + Blender 2.60 環境でも動作しました。まず、ダウンロードから最新の "pymeshio-2.3.2.zip" (2011年12月22日付)をダウンロードします。そして解凍して、Readme を元に /scripts/addons/ フォルダに blender26-meshio フォルダを入れます。あとは Blender の User Preference から Addons を選択し、 "Import-Export: meshio. (.pmd)(.pmx)(.mqo)" にチェックを入れて、"Save As Default" すれば完了です。

インポートしてみる

 File - Import - Metasequoia で 目的の mqo ファイルを選択し、 "Import MQO" します。これで灰色のモデルが表示されたと思います!もしインポートできない場合、ファイルが不正である可能性があります。最新版の Metasequoia で新規 MQO ファイルを作成し、目的のモデルのオブジェクトを1つずつコピーして保存するなどの作業が必要であるかもしれません。

Blender の基本操作

 Blender が一番敬遠される理由、それは「3D View」ウインドウ上で、「右クリックが選択」であるという点です。たしかに最初は戸惑いますが、後々これは良いと感じられるようになるので、根気強く使ってみましょう。
 また Metasequoia とは違い、 Blender には編集モードという概念があります。Metasequoia は一つ一つの頂点やオブジェクトをいつでも操作できましたが、Blenderはそれができません。 Mesh 単位、 Object 単位での操作での操作に分かれています。これを、ビューポートの下のバー( Header と呼ばれている)にある "Object Mode" と表示されているメニューで切り替えることができます。
 また、標準では灰色のモデルが表示されていると思います。これは Viewport Shading が "Solid" になっているためで、 "Textured" に変更することでテクスチャを付けて表示することができます。このトグルは、先ほどの "Object Mode" の選択を行ったトグルの右にあります。

 3DCGソフトとして重要な操作は、移動(Grab)、拡大縮小(Scale)、回転(Rotate)だと思います。これらは Objectを選択した状態で "G", "S", "R" を入力することでそれぞれ自由移動、等比拡大、自由回転ができます。しかし X, Y, Z 軸に沿って実行したいときは、"G", "S", "R" の入力後、"X", "Y", "Z" を入力することで、行うことができます。

まとめ

  • Metasequoia 形式を Import できる Plugin "MeshIO"
  • Blender は右クリックが選択、左クリックが決定
  • Object 単位の操作を行う「Object Mode」
  • Meshを編集する「Mesh Mode」
  • その他、それぞれの機能に合わせた Mode がある
  • 移動 G キー、拡縮 S キー、回転 R キー