これから始めるUnity3D

 これまで手軽に3Dゲームを作ることができる環境は特になかった。強いて言えばEasy3DやXNAであろうが、正直言えば成功しているとは言いがたいし、初心者にオススメすることもできない。なぜなら全てをプログラムコード上で設計しなければならない以上、システムの設計に手をとられて肝心のゲーム部分を作ることが疎かになるのは明らかであるからだ。
 Unity3Dはその点、とても優れている。UnrealEngineやCryEngine、SourceEngine等のエディタを触ったことがある人は分かると思うが、ゲームの設計自体は3Dビュー上でグラフィカルに行うことができる。まず3Dビュー上の空間にキャラクターやマップオブジェクトを配置する。そして、動作を定義したスクリプトや材質を決定するマテリアルをプロパティーとして、オブジェクトに関連付けするのだ。
 なにやらわけが分からないよ、と思ってもとりあえずUnityを触ってみれば良い。これ以上楽に作れるツールは他には無いはずだ。スクリプトに関しても、JavaScriptC#の二つ(もうひとつあるけど)で書くことができる。どちらも"var"が使えるし、解りやすい言語なので、初めてであっても気楽に望めるはずだ。
 加えていうと、アウトプットに関してもこのUnity3Dは優秀なのだ。Windows用バイナリしか吐かないのがこれまでの基本であったが、このUnity3Dはそれに加えてMac用バイナリ、Webページ用バイナリまで吐く。10万円ほど払えばiOSAndroidにまで、だ。

導入

 Unity3Dの公式サイトでダウンロード、インストール。以上です。他には何も要らない……!

チュートリアル

 Unity3Dは公式でチュートリアルが充実しているので、それに沿ってやるのが一番良いと思う。英語は嫌?これくらいの英語くらい読んでください。その他にも、こういうページもある。
 Unity3D Student
 「JavaScript ゲーム製作勉強会 Vol.1」でUnity入門の話を話しました - 強火で進め
 Unity3D日本語訳ドキュメント(崇城大学)
 
 今日はここまで。