GitHub.app を使おう

バージョン管理してますか?

 プログラムコードしかり、文章しかり、テキストファイルを編集することに携わる人ならファイルのバージョン管理は必須といえるでしょう。そのバージョン管理システムの一つに Git があります。この Git というものは大変素晴らしいものです。しかしその素晴らしさについての説明は他のページに投げます。ここでは、その Git を GUI インターフェースで使うことのできる Mac 向けのソフト、 "GitHub.app" というソフトの紹介を行います。

GitHub

 そもそも GitHub とは、Git で作られたリポジトリ*1をオンラインにホスティングするサービスです。最近のオープンソースプロジェクトはほとんど GitHub で公開されていることが多いと感じられます。また月額料金を払えば、GitHub 上に非公開のリポジトリを持つことができます。

GitHub.app

 通常、Git を使用するにはコマンドラインから "git" コマンドを叩かなくてはいけません。しかし僕は SVN や Git 等のバージョン管理、"tar" などの解凍圧縮操作はコマンドラインからは行いたくはありません。うっかりホームフォルダを tar で固めて削除してしまった人を僕は知っています(恐怖)そこで "GitHub.app" の出番です。

GitHub Desktop | Simple collaboration from your desktop
Announcing GitHub for Mac - The GitHub Blog

 このソフトは GitHub との連携のみならず、ローカルに置かれた Git リポジトリを管理することができます。例えば Xcode4 ではプロジェクトを作成したときに Git リポジトリを作成する機能が追加されました。このプロジェクトのフォルダを "GitHub.app" にドラック&ドロップすることで、Xcode4 のよく分からないウインドウを開くこと無くバージョン管理を行うことができます。また、とても重要なことですが外観は Cocoa フレームワークを利用した MacOS X らしいソフトウェアになっています。

 バージョン管理をしていないあなたもバージョン管理を始めて、「ア、なんかこのコード動かなくなっちゃった/(^o^)\」「1週間前のコードに戻したい……」「どこ変更したのか分からない」などの残念さから脱却してみましょう!

*1:バージョン管理対象のフォルダの過去ファイル・差分・ログ等を貯めておくものですね。そのフォルダにおけるバージョン管理システムそのものとも言えます。